ISO9001規格改定が始まっています!中小企業が今からできる準備とは?
「ISO9001って、また変わるの?」
「うちのような小さな会社でも、対応しないとダメなの?」
そんな不安を感じている方も多いと思います。
実は、ISO9001(品質マネジメントシステム)の改定作業が進んでおり、2025年~2026年ごろに新しいバージョンが発行される見込みです。
でもご安心ください。
今回の改定は、今の仕組みをしっかり運用していれば、慌てる必要はありません。
このブログでは、以下の2つの内容をわかりやすくまとめました。
- ① ISO9001の改定内容のポイント
- ② 中小企業が今から準備できること
① ISO9001の改定とは?どこが変わるの?
ISO9001は、どの業種でも使える「品質の仕組み」を定めた国際規格です。
現在は「2015年版」が使われていますが、今、約10年ぶりの見直し作業が進んでいます。
新しいバージョンでは、次のような点が注目されています。
🔍 今回の改定で注目されるポイント
- サステナビリティ(持続可能性)や社会的責任への配慮
- デジタル化(DX)やITの活用をどう取り入れるか
- リスクと機会の管理をさらに強化
- 従業員・地域社会など、顧客以外の関係者への配慮
つまり、「これからの時代に合った品質の考え方」にアップデートされるイメージです。
発行時期は2025~2026年ごろとされており、正式に発行されてから2~3年の移行期間があるのが一般的です。
② 中小企業が今から準備することは?
「改定」と聞くと「全部作り直さないといけないのでは…」と不安になりますが、
実際は、今やっていることを土台に少しずつ対応していけば十分です。
✅ ステップ1:今のISO運用を見直す
- 手順書が現場で使われているか
- 内部監査やマネジメントレビューが形だけになっていないか
- 品質目標や不適合対応が、実際に活かされているか
現行の仕組みをちゃんと使えているかを確認しましょう。
ここがしっかりしていれば、改定にも柔軟に対応できます。
✅ ステップ2:これから求められる要素を少し取り入れてみる
今後の改定で重視されるテーマに、少しずつ慣れておくと安心です。
テーマ |
できることの例 |
🌱 環境や社会への配慮 |
電気代を抑える、地域清掃活動に参加する |
🤖 デジタル対応 |
Excelで工程を管理、在庫をクラウドで記録 |
🧑🤝🧑 利害関係者との関係 |
従業員の意見を定期的に聞く機会を作る |
難しく考えず、できることから小さく始めることが大切です。
✅ ステップ3:「ISOは役に立つ」と社内で共有する
ISOが「書類のための仕組み」になっていませんか?
これからは、ISOが「経営に役立つ」ものであることを社内で共有することも大切です。
- 社長が月1回、品質や業務改善について話す
- 改善提案を出した人を社内で褒める
そんな取り組みで、ISOが身近な道具として活きてきます。
✅ ステップ4:情報を集め、外部の支援も活用する
「うちだけで考えるのは不安…」という場合は、
商工会議所や認証機関、ISOコンサルタントから情報を集めましょう。
💬 よくある質問
- 新しい規格になったら、全部やり直しですか?
→ いいえ、今ある仕組みをベースに少し追加・調整するだけで対応できます。
- 移行期間はありますか?
→ 通常は2〜3年あります。余裕を持って進められます。
- 社員が少なくても対応できますか?
→ はい。必要なところだけサポートを受ける「軽い仕組み」でも対応可能です。
✨ まとめ
準備のポイント |
内容 |
今を整える |
現行の運用が形だけになっていないかを見直す |
少しずつ対応 |
サステナビリティやDXなどに少しずつ取り組む |
社内の理解を深める |
ISOの目的や効果を共有する |
情報を集める |
無理せず、外部支援も活用する |
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