令和グループ(ISOコンサルティング)

ISOコンサルタントの視点による“9パフォーマンス評価”の位置づけ

“9パフォーマンス評価”とは、ISO9001においてどんな位置づけなのでしょうか。「9パフォーマンス評価」の位置づけについて解説します。

 

 

「9パフォーマンス評価」の位置づけ

 

ISO 9001における「9パフォーマンス評価」は、品質マネジメントシステム(QMS)の有効性と効率性を評価するための必須の枠組みとして位置づけられています。主なポイントは以下の通りです。

 

  1. 評価の目的
  • 効果の確認: QMSが計画通りに機能しているか、目標が達成されているかを定期的に確認します。
  • 改善のためのフィードバック: 内部監査やマネジメントレビューを通じて、現状のパフォーマンスに基づく改善の機会を特定します。

 

  1. 主要な活動
  • モニタリングと測定: プロセスや製品のパフォーマンスを定量的、定性的に評価するためのデータを収集し、分析します。
  • 内部監査: 組織内部のQMSが要求事項を満たしているかどうかを定期的に監査します。
  • マネジメントレビュー: 経営陣が評価結果をもとに、システムの改善やリソースの見直しなど、戦略的な判断を行います。

 

 3. PDCAサイクルとの関連

  • 「9パフォーマンス評価」は、Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Act(改善)のPDCAサイクルにおける「Check」に相当し、システム全体の持続的な改善を促進するための重要な要素です。
  •  

このように、9パフォーマンス評価は、ISO 9001の全体的な品質マネジメントシステムの中で、パフォーマンスの把握と改善活動を支える基盤として機能しています。

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    この記事を書いた人

    野田博

    早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

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