令和グループ(ISOコンサルティング)

【ISO14001とは?】環境マネジメントの背景をやさしく解説!~中小企業でもできる第一歩~

 

はじめに

 

「環境に配慮した経営が大事」とはよく聞きますが、具体的に何をどうすればいいのか分からない…。そんな中小企業の皆さんにこそ知ってほしいのが**ISO14001(環境マネジメントシステム)**です。

 

今回は、その出発点ともいえる「ISO14001の序文/0.1 背景」に焦点を当て、なぜこの規格が生まれたのか?どうして企業にとって必要なのか?を、実例も交えてわかりやすくご紹介します。

 

 

なぜISO14001が必要とされたのか?

 

私たちの生活や企業活動は、知らず知らずのうちに環境へ大きな影響を与えています。

  • 地球温暖化
  • 海洋プラスチックごみ
  • 森林破壊や水質汚染
  • 資源の枯渇

 

これらは世界的な問題であり、持続可能な社会の実現には「一人ひとり」「一社一社」の行動が欠かせません。そうした背景から、環境保護に責任を持つ経営の仕組みとして誕生したのがISO14001です。

 

 

ISO14001とは「環境に優しい会社をつくる設計図」

 

ISO14001は、「環境配慮を企業の仕組みに組み込むための国際ルール」です。

マニュアルのような“やらされ感”のあるものではなく、自社の状況に合わせて自由に設計・運用できるフレームワークです。

 

✅ ISO14001の特徴

  • 法令順守だけでなく、自主的な取り組みも促進
  • 費用削減・事故防止にも効果的
  • 社員の環境意識が向上
  • 顧客や取引先からの信頼がアップ

 

【事例】製造業A社の導入効果

神奈川県の部品製造業A社では、以前は次のような課題を抱えていました。

  • 機械から油が漏れても気づかず、そのまま下水に…
  • 電気代が高いが、どこを削減すればいいか分からない

ISO14001を導入した結果、次のような改善が生まれました。

  • 廃液の管理手順や教育制度を見直し、環境事故ゼロに
  • 夜間の照明や機械の稼働を見直し、電気代を20%削減

「環境にいいこと」は「コスト削減」や「信頼向上」にもつながる――それを実感できた成功事例です。

 

 

ISO14001の核は「継続的な改善」

ISO14001では「PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)」が基本です。

「環境方針を立てたから終わり」「月1回点検してるから安心」ではなく、
常に見直し・改善を重ねながら、より良い仕組みを目指すことが求められます。

 

 

おわりに

 

ISO14001の序文/0.1背景は、「環境問題はすべての企業に関係がある」という強いメッセージです。中小企業でも、まずはできるところから始めてみませんか?

 

令和グループでは、初めての環境マネジメント構築をサポートしています。
無料の事前相談や導入アドバイスも行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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    この記事を書いた人

    野田博

    早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

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