令和グループ(ISOコンサルティング)

【最新版】ISO9001:2026・ISO14001:2026 発行予定と改訂の全体像― FDIS公表を踏まえた中小企業向け実務整理 ―

【最新版】ISO9001:2026・ISO14001:2026 発行予定と改訂の全体像

 

 

※ ISO14001:2026は、2026年1月に英文FDISが発行されています。

 

 

はじめに

 

ISO9001およびISO14001は、2015年版の発行から約10年を経て、2026年改訂に向けた最終段階に入りました。
特にISO14001では、2026年1月に**最終国際規格案(FDIS)**が公表され、改訂の方向性がほぼ確定しています。

 

本記事では、ISO9001:2026・ISO14001:2026の

  • 発行予定
  • 改訂の背景
  • 中小企業が押さえるべき考え方

全体俯瞰で整理し、あわせてテーマ別に詳しく解説したハブ記事へご案内します。

 

 

最新動向|ISO14001:2026はいま「準備段階」から「実務段階」へ

 

2026年1月、ISO14001:2026の英文FDISが発行されました。



これは、規格要求事項がほぼ確定したことを意味し、

中小企業においても 「内容を理解する段階」から「実際の運用準備に入る段階」へ移行すべきタイミング に入ったことを示しています。

 

特に今回の改訂では、

  • 環境状態(environmental conditions)の考慮強化

  • 生物多様性・生態系の健全性・資源の利用可能性といった新たな視点

  • 4.1/4.2/6.1を起点としたリスク・機会の再整理

など、「従来のEMSをそのまま延長するだけでは対応しにくいポイント」 が明確になっています。

 

このハブでは、

単なる規格解説ではなく、

  • 中小企業がどこまで対応すれば十分なのか

  • 何を「やりすぎず」、何を「見落とさず」に整理すべきか

  • 既存のISO14001:2015の仕組みをどうつなぎ替えればよいか

という 実務目線 で、テーマ別に整理しています。

 

過去時点での発行予定の整理や、改訂全体像を把握したい方は、

「【ISO規格改訂情報】ISO9001:2026・ISO14001:2026 発行予定まとめ(2025年11月時点)」

もあわせてご覧ください。



※ 同記事のISO14001:2026 FDIS情報は、最新状況に合わせて更新済です。

 

ISO規格改訂(2026)とは|全体像と背景

 

今回のISO規格改訂(2026)は、単なる表現修正や文書要求の変更ではありません。
共通する背景には、次のような社会的変化があります。

  • 外部環境の急激な変化(社会・市場・環境)
  • マネジメントシステムの「形式化」への反省
  • 組織の実効性・信頼性・説明責任の重視

 

これらを踏まえ、ISO9001・ISO14001の両規格は、
**「仕組みがあるか」から「組織としてどう考え、どう行動しているか」**へと重心を移しています。

 

▶ 改訂全体の考え方は、こちらの共通ハブで整理しています
ISO規格改訂(2026)とは|ISO9001・ISO14001 中小企業向け実務解説

 

 

ISO9001:2026 の発行予定と改訂の方向性

 

発行予定の考え方

ISO9001:2026では、2015年版の構造(附属書SL)は維持される見込みです。
一方で、**品質マネジメントの「運用の質」**により強く焦点が当たっています。

 

改訂の主な方向性(要点)

  • 品質マネジメントを「仕組み」ではなく組織文化として捉える視点
  • トップマネジメント・従業員の行動と品質成果の関係性
  • 不正防止・信頼性確保を含む倫理的行動の重視

 

ISO9001:2026では、
「ルールがあるか」よりも
**「どのような価値観で意思決定し、行動しているか」**が問われる方向に進んでいます。

 

ISO9001:2026 テーマ別ハブ

品質文化
 └ “仕組み”を超えて“人”でつくる品質経営の考え方

 

倫理的行動
 └ 信頼を築くための倫理経営・不正防止の視点

 

 

ISO14001:2026 の発行予定と改訂の方向性(FDIS反映)

 

FDIS公表という意味

ISO14001では、2026年1月に**FDIS(最終国際規格案)**が公表されました。
これは、規格内容がほぼ確定し、発行直前段階に入ったことを意味します。
※ 邦訳版は 2026年2〜3月頃の発行予定です。

 

改訂の本質

ISO14001:2026では、環境マネジメントを
「自社内部の管理」から「周辺環境・社会との関係性」へ拡張する考え方が明確になりました。

 

特に重要なのが、次のテーマ群です。

 

ISO14001:2026 テーマ別ハブ

 

生物多様性

ISO14001:2026改訂で注目される「生物多様性」対応ハブ― 中小製造業が今から理解しておきたい考え方と実務整理 ―

 

 

生態系の健全性
ISO14001:2026改訂で注目される「生態系の健全性」対応ハブ― 中小製造業が“足元の環境”をやりすぎず・抜け漏れなく整理するために ―

 

 

ライフサイクルの視点
ISO14001:2026改訂で注目される「ライフサイクルの視点」対応ハブページ― 中小製造業が今から理解しておきたい考え方と実務整理 ―

 

 

汚染レベル

ISO14001:2026改訂で注目される「汚染レベル」対応ハブ― 中小製造業が“環境影響の重さ”を無理なく整理するために ―

 

 

天然資源の利用可能性

「天然資源の利用可能性」をISO14001:2026でどう評価・分析するか― 中小製造業のための実務ステップとツール ―

 

 

これらはすべて、
「やり過ぎず、しかし抜け漏れなく考える」ための実務視点で整理しています。

 

 

中小企業は何から準備すべきか

 

2026年改訂に向けて、
今すぐ文書を全面改訂する必要はありません。

 

重要なのは、

  • 自社を取り巻く外部環境をどう捉えるか
  • 組織としての価値観・判断基準をどう整理するか
  • 環境・品質を「業務と切り離さず」に考えること

です。

 

本サイトでは、
FDIS段階から無理なく準備できる考え方・整理手順を、
テーマ別に段階的に解説しています。

 

 

今後の更新について

 

  • 正式発行・邦訳版公表後、内容を随時更新します
  • 実務への落とし込み事例・様式も順次追加予定です

 

▶ ISO規格改訂(2026)に関する最新情報は、
本記事および各テーマ別ハブをご参照ください。

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    この記事を書いた人

    野田博

    早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

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