令和グループ(ISOコンサルティング)

ISO9001コンサルタントの視点による” 10.3継続的改善”

 

「10.3継続的改善」とはどんなことをすれば良いのでしょうか?継続的改善の意図するところを解説します。。

 

 

継続的改善の意図

 

ISO 9001:2015に関して、第10章「改善」の中で示される「10.3」 「継続的改善」は、品質マネジメントシステム(QMS)の有効性を継続的に向上させるための重要な要件とされています。

 

組織は品質方針や改善目標を明確に定め、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルを活用し、各プロセスの状況を監視・測定しながら継続的に改善活動を行わなければなりません。

 

これにより、市場や顧客の要求が変化しても迅速に対応し、顧客満足や競争力を高めることが期待されます。

 

継続的な改善を成功させるためには、まずトップマネジメントが経営者としてのコミットメントを示し、組織全体に「改善し続ける文化」を浸透させることが大切です。

 

具体的には、経営陣が品質方針や改善目標を明確に掲げて、管理レビュー(マネジメントレビュー)さらに、現場レベルではデータ分析やフィードバックの仕組みを整備し、顧客満足度調査や内部監査、苦情対応などから得られた情報をしっかり共有することで、改善すべき点を把握できます。

 

成果が上がる改善策は、標準化やマニュアルによって組織全体に浸透させることが重要です。

 

従業員教育や育成に必要なスキルを整備し、全員が自らの業務を見直し、問題点を発見して本体的に改善を提案できるようにすることで、改善活動の効果はさらに増します。

 

プロセスを経て、組織は成熟度を高め、変化し続ける顧客ニーズや必要環境に柔軟かつ迅速に対応できる体制を徐々にレベルアップすることが可能になります。

 

 

品質の未来を切り拓く「10.3 継続的改善」

 

このように、組織が継続的な改善を推進することで、品質マネジメントシステムの有効性を維持・向上し、長期的な成長と顧客満足度の向上に結び付きます。

お気軽にお問い合わせください。

★お問い合わせ

ISO(9001/14001)一日診断、認証取得のコンサルタント、現状のシステムの見直しと改善、内部監査教育や支援、ご質問などお気軽にお問合せ下さい。貴社のニーズに合う最善のご提案とサポートをご提供いたします。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    会社名

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、
    Googleのプライバシーポリシー
    利用規約が適用されます。

    この記事を書いた人

    野田博

    早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。

    関連記事RELATED ARTICLE

    メールフォームよりお気軽にお問い合わせください。

    お問い合わせはこちら お問い合わせはこちら arrow_right
    PAGE TOP