令和グループ(ISOコンサルティング)

ISO運用支援と事務局代行の違いとは?

 

~ISO担当者がいない小規模企業が選ぶべき支援とは~

 

「ISOを維持したいけど、社内に詳しい人がいない…」
「担当者が退職してから、何がどうなっているのか分からない…」

そんな悩みを抱える中小企業・小規模企業の皆さまへ。

 

外部の力を借りてISOを維持する手段としてよく知られているのが「ISO運用支援」と「ISO

事務局代行」です。

この2つの違いを明確に理解し、自社に合った支援を選ぶことが、将来の負担を減らすカギとなります。

 

 

「ISO運用支援」とは?

 

ISO運用支援は、外部の専門家が伴走しながら、社内でISOを“自走”できる力を育てる支援です。

 

特徴:

  • 月1回など定期的なWeb面談を通じて、計画的に支援
  • 内部監査やマネジメントレビューの支援、文書作成の助言など
  • 担当者が不在でも、少しずつ知識や体制を構築可能

 

一言でいえば、「一緒に考え、一緒に育てるスタイル」。
単なる認証維持ではなく、業務改善や社員教育にもつながる仕組みの定着を目指します。

 

 

「ISO事務局代行」とは?

 

事務局代行は、ISOの運用業務を“外部が代行”するサービスです。

 

特徴:

  • 年間スケジュール管理、記録作成、審査対応の準備などをすべて代行
  • 書類の整理や審査用の準備も外部にお任せ
  • 社内にノウハウがなくても、認証維持が可能

 

「ISOのことはよく分からないけど、審査に通りたい」というニーズに応える、即効性の高いサービスです。

 

 

小規模企業A社の実例:「丸投げの落とし穴」

 

ある製造業A社(従業員20名)では、認証取得後まもなく、ISO担当者が退職。
代わりを立てられず、やむなく事務局代行サービスに全面依存
する体制に切り替えました。

 

最初は非常に便利で、

  • 書類も作ってくれる
  • 会議資料も揃えてくれる
  • 審査のやりとりも助けてくれる

という状態で、担当者を置かずに回せていました。

 

ところが、数年経った頃には…

「何がどう運用されているのか、社内で誰も説明できない」
「改善の話をしたくても、どこをどう変えればいいのか分からない」
「ISO担当を社内で立てようとしても、引き継ぎ資料も何もない」

という事態に。

最終的に、「このままではISOがブラックボックス化する」と危機感を持ち、ISO運用支援型の支援に切り替えました。

 

外部コンサルと毎月Webで打合せを行い、業務内容に合った手順書の整備や内部監査のスキルアップに取り組んだ結果、1年後には**「外部に頼りすぎなくても運用できる」**状態に。
社員にも仕組みが理解され、業務の見直しも進んでいます。

 

 

どちらが自社に合っている?違いを比較

 

比較項目

ISO運用支援

ISO事務局代行

主体

自社主導

外部主導

教育・育成

◎ 自社にノウハウが残る

△ 外部に依存しがち

即効性

△ 育成型のため時間がかかる

◎ 審査準備に即対応可能

リスク

△ 自走力がつくため低リスク

▲ 依存体質になりやすい

コスト

比較的安価(月3万円~)

高くなりがち(月5万~10万円)

小規模企業との相性

◎ 必要な支援を選べる

△ 要注意(費用対効果が課題)

 

 

ISOの本質を忘れないために

 

ISOの目的は「継続的な改善」にあります。
単に「認証が維持できればいい」と考えてしまうと、改善につながらない形だけの運用になり、やがて形骸化します。

 

だからこそ、“ただ通すだけのISO”から、“意味のあるISO”へシフトする支援スタイルを選ぶことが大切です。

 

 

令和グループの「ISO運用支援サービス」

 

私たち令和グループでは、月額3万円から始められるISO運用支援サービスをご提供しています。

  • 審査員経験のあるコンサルタントが直接対応
  • Web会議を中心とした柔軟なサポート
  • 必要に応じて訪問対応も可能
  • 小規模企業にもやさしい低コスト&高品質

👉 ISO運用支援サービスの詳細はこちら

 

 

よくあるご質問(Q&A)

Q:ISO担当者がいない場合でも大丈夫ですか?
A:はい、まさにそのような企業様向けに運用支援を行っています。必要な部分から丁寧にご支援します。

 

Q:事務局代行と併用は可能ですか?
A:可能です。たとえば初期は代行を活用しながら、徐々に運用支援へ移行するハイブリッドもご提案できます。

 

Q:運用支援でどこまで対応してもらえますか?
A:内部監査、マネジメントレビューの進め方、文書の見直し支援など幅広く対応可能です。お気軽にご相談ください。

 

 

最後に

 

ISOを「社内に根付く仕組み」として運用していくために。
一時的な手間の軽減より、長期的な効果と自立性の確保を大切に考えてみませんか?

 

まずはお気軽に、**無料の「一日診断」**をご活用ください。
御社に最適な支援方法を、経験豊富なコンサルタントがご提案いたします。

今のISOで満足ですか?プロが改善方向を提案する一日診断

 

 

お気軽にお問い合わせください。

★お問い合わせ

ISO(9001/14001)一日診断、認証取得のコンサルタント、現状のシステムの見直しと改善、内部監査教育や支援、ご質問などお気軽にお問合せ下さい。貴社のニーズに合う最善のご提案とサポートをご提供いたします。

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    この記事を書いた人

    野田博

    早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

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