令和グループ(ISOコンサルティング)

7.4 コミュニケーション QMSの運用を支える重要な役割

ISO9001において要求されているコミュニケーションにはどんなものがあるのでしょうか? ISO 9001では、品質マネジメントシステム(QMS)の有効な運用を支えるため、適切なコミュニケーションの確立と実施が求められています。具体的には、以下のようなコミュニケーションが要求されています。

 

内部コミュニケーション

 

  • 品質方針や目標の共有
    品質に関する方針、目標、業務プロセス、改善活動などを全従業員に伝え、組織全体で統一した取り組みを実現します。

 

  • 業務上の変更や改善の情報伝達
    プロセス変更、問題発生時の対策、内部監査の結果など、品質に影響を及ぼす情報を迅速かつ正確に伝えます。

 

  • フィードバックの仕組み
    従業員からの意見や改善提案を収集し、品質マネジメントシステムの継続的改善に反映させる仕組みを整えます。

 

 

外部コミュニケーション

 

  • 顧客とのコミュニケーション
    顧客要求、期待、苦情、フィードバックなどを正確に受け取り、製品やサービスの品質向上に活かすための連携を行います。

 

  • 取引先・サプライヤーとの連携
    材料や部品の品質、納期、その他取引条件に関する情報を共有し、双方の品質確保と信頼性向上を図ります。

 

  • その他の外部ステークホルダーとの連絡
    規制当局、業界団体、株主など、品質に関連する外部組織との必要な情報交換を行い、法令遵守や社会的信頼の維持に努めます。

 

 

透明なコミュニケーションで企業力アップ

 

ISO 9001の要求事項を満たすためだけでなく、企業活動全体においても、コミュニケーションは組織の競争力向上や持続可能な成長を支える基盤となります。透明性のある情報共有、迅速なフィードバック、そして信頼関係の構築は、品質改善と組織全体のパフォーマンス向上に直結する重要な要素です。

 

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    この記事を書いた人

    野田博

    早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

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