令和グループ(ISOコンサルティング)

そのISO、使いづらくなっていませんか?~ISO9001の“見直し”と“シンプル化”を専門コンサルが徹底解説

 

 

「うちのISO、なんかしっくりこない…」そう感じたら見直し時です

 

「ISOのための書類が多すぎて、現場がうんざりしている」
「とにかく審査に通ることばかりが目的になってしまっている」
「改善提案も出ないし、ISOが機能しているとは思えない…」

そんな声を、ISO取得組織からよく耳にします。

 

ISO9001は本来、企業の業務効率や品質を高めるための道具です。

 

しかし、一度構築した仕組みが何年もそのままになってしまい、現場で活用されずに形骸化しているケースも多いのが現実です。

 

私たち令和グループでは、そうした問題に対し、””「シンプル化」””という考え方をモットーに掲げています。

 

「規格のための仕組み」ではなく、「現場で生きる仕組み」を目指して、ISOの見直し・再構築をご支援しています。

 

 

よくあるISO運用の“つまずきポイント”

 

長年運用されているISOほど、現場と規格のズレが生まれやすくなります。

以下のような課題は、見直しとシンプル化を検討すべきサインです。

  • 文書が複雑で、実務で使われていない
     → 現場の社員がマニュアルを読まなくなり、教育も形だけに

 

  • 帳票・記録が増えすぎて現場の負担に
     → 本来不要な記録も“慣例”で残り、時間だけが奪われる

 

  • 改善提案が出ず、PDCAが回らない
     → 「ISO=面倒」と認識され、社員の関心も低下

 

  • マネジメントレビューや内部監査がルーチン化
     → 課題が見えても、経営の意思決定に活かされていない

 

これらの問題を解決する第一歩が、””仕組みのシンプル化””です。

不要な要素を見極め、自社に必要なものだけを残す。それが現場にとって使いやすく、改善が機能するISOへの近道です。

 

 

「使えるISO」に変える見直しと“シンプル化”のポイント

 

ISO9001の見直しは、単なる削減ではなく「再設計」です。

ここでは、令和グループが実際に支援する際に重視している4つの視点をご紹介します。

 

  1. 業務の流れに沿った仕組みへ再構築

実務からかけ離れたマニュアルは誰にも使われません。
現場の業務フローをベースにプロセスを再定義することで、自然と使いやすい文書体系に変わります。

 

  1. 帳票・記録を“目的ベース”で見直す

帳票の数が増えるほど管理が煩雑になります。
「なぜこの記録が必要か?」を問い直し、目的に沿わない記録は思い切って削除。これがシンプル化の核心です。

 

  1. 教育・内部監査も現場目線で再設計

教育や監査が「義務」ではなく「価値を生む行動」になるよう設計し直します。
現場社員のスキルや職務に応じた内容にすることで、浸透度が格段に上がります。

 

  1. “審査のため”から“経営に役立つISO”へ

マネジメントレビューを経営会議と一体化させるなど、経営判断とISOを連動させる工夫を取り入れます。
これこそが、経営に活かせるISOのシンプル化です。

 

 

【導入事例】見直し・シンプル化でこんな変化が起きた

 

▶ 製造業A社(従業員40名)

現場から「書類が多すぎて仕事が止まる」との声が。
→ 現場で使っている帳票だけをISO文書に再編。マニュアルは従来の1/3に、運用時間も大幅短縮。

結果:社員の理解度向上・記録忘れも激減。

 

 

▶ 金属加工業B社(従業員25名)

内部監査が“ただのチェック”になっていた。
→ 外部コンサルの支援で「業務改善型監査」を導入。監査からの改善提案が年間30件以上に。

結果:現場主導の改善文化が定着。

 

 

▶ サービス業C社(従業員15名)

文書がISO規格に忠実すぎて現場に馴染まない。
→ 見直しで“自社言語”に言い換え、業務マニュアルと統合。

結果:社員の定着率が上がり、教育効果もアップ。

いずれも、共通して行ったのは「シンプル化による仕組みの再構築」です。

 

 

当社のサポート内容|“使いやすいISO”へ導くシンプル化支援

 

令和グループでは、「新規取得支援」はもちろんのこと、取得済み組織への“シンプル化”コンサルティングにも力を入れています。

  • ✅ 現役審査員による現状診断と問題点の可視化
  • ✅ 文書・記録・帳票の整理・統合・簡素化
  • ✅ 社員教育の再設計と実践サポート
  • ✅ 模擬審査による運用レベルの確認
  • ✅ 経営層と現場のつなぎ役としてのレビュー支援

 

私たちは、””複雑な仕組みを削ぎ落とし、本当に必要な仕組みだけを残す””という視点で、御社に最適なシンプルなISOをご提案します。

 

 

よくある質問(FAQ)

 

Q1. 簡素化すると審査に通らなくなりませんか?
→ 適切に目的が整理されていれば、むしろ評価されることが多いです。

 

Q2. 小規模な会社でもシンプル化は可能ですか?
→ はい。むしろ少人数の現場にこそ「業務と一体化したISO」が求められます。

 

Q3. 今ある仕組みを全部作り直す必要がありますか?
→ いいえ。「変える部分」「残す部分」を一緒に精査し、最適な構成をご提案します。

 

 

まとめ|今こそ、“シンプル化”でISOを経営の味方に

 

ISO9001は、品質のためだけの仕組みではありません。

経営の意思決定を支え、業務の無駄を省き、現場を強くする力を持っています。

 

令和グループでは、””[現場に根づくISO]を目指し、「シンプル化」””という考えをもとに組織様のご支援を行っています。

 

もし現在のISOに「負担」や「違和感」を感じておられるのであれば、まずはお気軽に「無料の一日診断」をご活用ください。御社のISOがどう変われるのか、一緒に見つけていきましょう。

 

📌 無料の一日診断はこちらから

 

 

この記事を書いた人

野田博

早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

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