令和グループ(ISOコンサルティング)

【ISO担当者必見】その運用、形骸化していませんか?ISO9001の見直しで得られる3つの効果

 

はじめに:そのISO、形だけになっていませんか?

 

「うちは毎年ちゃんと審査を受けているから大丈夫」
「文書も手順もそろっているから問題ない」
そんなふうに考えていませんか?

 

しかし、そのISO9001の仕組み、本当に“活きて”いますか?

 

実は、審査対応を無難にこなしているように見えても、実務で全く使われていない=形骸化したISOになっているケースが非常に多いのが現実です。

 

本記事では、ISO9001が形骸化する原因と、それを見直すことで得られる3つの大きな効果について、実例を交えながら解説していきます。今こそ、自社の仕組みを見直し、業務改善と経営力強化に活かすチャンスです。

 

 

よくある「形骸化ISO」のサインとは?

 

以下のような兆候が見られたら、要注意です。

  • 手順書はあるが、現場では誰も見ていない
  • 内部監査はチェックリストをなぞるだけで終わる
  • 教育記録だけが残り、実際のスキルは変わらない
  • 改善提案が毎年ゼロか、内容がマンネリ
  • マネジメントレビューがただの報告会で終わる

 

ある中小製造業では、ISO文書のほとんどが5年間一度も更新されておらず、実際の作業手順と完全に乖離していました。それでも審査は通っていたのです。

 

このような「形式だけのISO」は、企業にとって何の価値も生み出しません。

 

 

なぜISOは形骸化してしまうのか?

 

形骸化の主な原因は以下のようなものです。

  • 担当者に業務が集中し、現場との連携がない
  • トップの関心が低く、目標が現場に浸透していない
  • 審査対応をこなすことが目的化している
  • 文書が複雑すぎて使われない
  • 現場が“ISOは別物”と捉えている

 

これらはすべて、運用の目的が曖昧で、仕組みが“実際の仕事”と結びついていないことが原因です。

 

 

見直しによって得られる3つの効果とは?

 

効果①:業務と一体化し、無駄な作業が減る

ISOの文書や手順が、実際の業務とマッチしていないと、それだけで手間が増えます。
見直しによって、現場で本当に必要なルールだけを残し、誰でも迷わず動ける仕組みに改善することができます。

 

👉【事例】製造業A社では、重複していた作業記録を廃止し、月20時間分の業務負担を削減できました。

 

 

効果②:内部監査が業務改善の場に変わる

「毎年、同じような指摘で終わる」
「チェックリスト通りになぞるだけ」

そんな内部監査も、見直し次第で劇的に変わります。

改善型の監査に切り替えることで、現場の課題発掘と解決が進む実践的なツールに生まれ変わります。

 

👉【事例】サービス業B社では、監査対象者からの改善提案が急増し、実際に作業の見直しが進みました。

 

 

効果③:経営と連動した“活きた仕組み”になる

見直しによって、マネジメントレビューや目標管理が「経営の意思決定」に活用できる仕組みに変わります。
不適合やクレームなどの品質情報を経営課題として分析すれば、市場対応力のある会社に進化します。

 

👉【事例】建設業C社では、クレーム分析とレビュー改善により、重大クレーム件数がゼロに。

 

 

どう進める?ISO見直しのステップ

 

  1. 現状把握(文書・手順・運用状況の棚卸し)
  2. 改善ポイントの洗い出しと優先順位の設定
  3. 現場と一緒に改善計画を立案・実行
  4. マネジメントレビューで成果確認・次サイクルへ

 

このように、「今ある仕組みを活かしながら」ムリなく改善することで、形骸化を脱却し、“使えるISO”に変えていくことが可能です。

 

 

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まとめ:ISOを“経営に活きるツール”に変えるために

 

ISO9001の真価は、「審査に通ること」ではありません。
**業務効率の向上、社員の意識改革、経営判断への活用など、会社全体に効果をもたらす“仕組みの再構築”**にあります。

もし少しでも「形骸化しているかも」と感じたら、それは見直しの絶好のタイミング。
まずは、気軽に無料診断をご活用ください。

 

無料の「一日診断」、「 ISO運用に関するご相談」は、下記お問い合わせからお気軽に!!

 

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    この記事を書いた人

    野田博

    早稲田大学理工学部卒。住友金属工業株式会社にて製鉄所および本社勤務を経て、関連会社の経営に携わる。ISOの分野では、JQAおよびASRにて主任審査員を歴任(現役)。JQAにおいては審査品質・実績が高く評価され、TOP5%審査員として表彰された実績を持つ。対応規格はISO9001、ISO14001。現在は中小企業を中心に、実務に即したシンプルなISO導入・運用支援を行っている。

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