ISOやめる! ISO辞退する! それってもったいなくないですか?
「もうISOなんてやめたい」「ISO認証を返上しようと思っている」
――そんなご相談が、ここ数年で確実に増えています。
しかし、ちょっと待ってください。
その判断、本当にもったいなくないですか?
この記事では、ISOをやめたくなる理由を整理しながら、**「やめる前に見直せること」**を具体的にご紹介します。
ISOをやめたくなる3つの本音
ISO認証を辞退したくなる背景には、共通の悩みが見えてきます。
1. マニュアルが形骸化して意味がない
業務に合っていない文書が社内に溢れ、誰も読まない、活用されない。
「審査のときだけ取り出す“飾り文書”になっている」と感じる企業も少なくありません。
2. 審査対応がストレス
「細かい指摘ばかり」「毎年の審査準備が苦痛」という声もよく聞きます。
担当者が1人に集中してしまい、“ISO疲れ”が蓄積するのです。
3. 費用や工数に見合わない
「結局、取引先にもISO認証を求められなくなった」
「更新にお金がかかるだけで、メリットが感じられない」
──このように、コストに対して得られる価値を疑問視する声も増えています。
それでも「ISOをやめるのはもったいない」理由
たしかに、ISO運用がうまくいっていなければ「やめたくなる」のも無理はありません。
ですが、以下の点も見落とさないでください。
● 信用と信頼の“証”であること
ISOは第三者が認めた「品質マネジメント体制の証明書」です。
入札や取引の条件として求められるケースは今も多く、失うと機会損失になる可能性も。
● 適切に運用すれば利益向上につながる
ISOは本来、「業務のムダを減らし、品質を安定させる」ためのツール。
運用次第ではコスト削減や顧客満足度向上に大きく寄与します。
やめる前に見直してほしい3つのポイント
1. 複雑な仕組みになっていませんか?
ISOの要求事項は意外とシンプルです。
必要以上に文書を作りすぎていませんか?
→ 「シンプルISO」への見直しで、負担を大幅に軽減できます。
2. 現場に合ったマニュアルですか?
テンプレートをそのまま使っていませんか?
→ 業務に寄り添った**“現場が読める・使える”仕組み**に変えることで、運用の実感が持てます。
3. ISOの目的を見失っていませんか?
「審査対応が目的」になっていると、ISOの価値は薄れます。
→ 目的はあくまで**「継続的改善」や「顧客満足」**です。原点に立ち返りましょう。
「やめる」よりも「活かす」選択肢があります
ISOは、「負担」ではなく**“活用すべき仕組み”に変えることができます。
たとえば、内部監査や是正処置を経営改善の道具として使う**ことで、数字で結果が見えてきます。
経営に役立たないISOなら、「やめる」のではなく、「変える」べきです。
無料の「ISO見直し診断」をご活用ください
「本当にISOは必要なのか?」
「やめるか、続けるか、判断がつかない…」
そんな方のために、無料の一日診断をご用意しています。
- ISOの現状分析
- シンプル化の提案
- 継続・辞退の判断材料の提供
中立的な立場から、「やめる・続ける」の最適な選択をご支援します。
無料の「一日診断」については、下記ブログを参照してください。
まとめ:ISOをやめる前に、見直しませんか?
ISOをやめたくなる気持ちは、現場の“本音”としてよくわかります。
しかし、その前に「運用の見直し」という選択肢があることを知ってください。
- やめるのは簡単。でも、それで本当に良いですか?
- 今のISOを、シンプルで使える仕組みに再構築することが、企業にとっての成長にもつながります。
ご質問や無料の「一日診断」については、下記からお気軽にお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせください。
ISO(9001/14001)一日診断、認証取得のコンサルタント、現状のシステムの見直しと改善、内部監査教育や支援、ご質問などお気軽にお問合せ下さい。貴社のニーズに合う最善のご提案とサポートをご提供いたします。
次の記事へ