【あなたのISO、大丈夫?】見直しタイミングを見逃さないチェックリスト
1. はじめに:そのISO運用、ずっとそのままにしていませんか?
「毎年なんとなく審査を通しているだけ」「現場から“意味があるのか”と聞かれる」「文書は昔のままで、誰も見ていない」──こうした状況は、審査で訪問した多くの企業で見られます。
実はそれ、ISOの“見直しタイミング”を逃しているサインかもしれません。
本記事では、ISO9001の仕組みが現在の業務に合っているかを自己チェックできる「見直しタイミング診断チェックリスト」と、改善に向けたヒントをご紹介します。
2. なぜISOは定期的な見直しが必要なのか?
ISOは「継続的改善」をうたっているにもかかわらず、実際の運用は“形だけ”になっていないでしょうか?
- 業務内容や体制が変わったのに、文書はそのまま
- クレームやヒヤリハットが繰り返されている
- 内部監査がルーティンで、気づきがない
ISOは一度作ったら終わりではありません。事業環境や働き方、DX推進などに合わせて進化させてこそ、本来の価値が発揮されるのです。
3. あなたのISOを自己診断!見直しタイミングチェックリスト
以下の10項目のうち、3つ以上当てはまれば、見直しを強く推奨します:
- 文書の更新日が1年以上前のものが多数ある
- 品質目標が業績や経営課題と連動していない
- 現場が「ISOは事務局のもの」と感じている
- 内部監査がチェック項目の読み上げだけ
- マネジメントレビューが報告会になっている
- 教育記録が“やったこと”だけで、効果を測っていない
- 同じ不適合やクレームが繰り返されている
- 担当者が異動すると運用が止まる(属人化)
- 審査直前にあわてて資料を集めている
- 業務改善やDXとISOが全く連動していない
4. よくある見直しポイントと改善のヒント
✅ 文書体系が複雑 → 不要文書の削除と統合を
✅ 手順書が使われていない → 現場の声を反映した再作成を
✅ 品質方針が形骸化 → 経営計画と連動した目標の設定を
✅ 教育が実施記録のみ → スキルマップや効果測定の導入を
✅ 内部監査が形式的 → 対話形式で現場の気づきを拾う仕組みに
5. 実際に改善した企業の声
◾ 製造業A社
属人化が進んでいたISOを「標準書の見直し+教育体制強化」で再構築。文書の管理時間を月10時間削減し、引き継ぎもスムーズに。
◾ 建設業B社
内部監査をルール中心から“対話型”へ変更。1年間で改善提案件数が2倍に。現場の納得感が大きく向上。
◾ サービス業C社
教育記録の再整備とOJT指導の見える化により、新人定着率が大幅アップ。現場の満足度も向上。
6. 令和グループの無料一日診断で、見直しポイントを可視化
「何が問題か分からない…」「どこから手をつければいいのか分からない…」
そんな企業様向けに、令和グループでは“無料一日診断”をご提供しています。
- 文書・記録の状態診断
- 業務と仕組みのズレを可視化
- 具体的な改善の優先順位と方向性をご提案
7. まとめ:見直しの“気づき”が第一歩
ISOは「作ること」「審査を通すこと」が目的ではありません。業務や経営に本当に役立つ仕組み」に育てていくことが大切です。
まずは、この記事のチェックリストで「気づくこと」から始めてみましょう。そして、自社の強みや課題に合ったISOへと見直すきっかけにしていただければ幸いです。
お気軽に無料診断をご活用ください。
現在運用中のシステム改善の進め方については、ここをクリックしてください。
また、ご質問やお問い合わせは、下記フォームよりお気軽にどうぞ!!
お気軽にお問い合わせください。
ISO(9001/14001)一日診断、認証取得のコンサルタント、現状のシステムの見直しと改善、内部監査教育や支援、ご質問などお気軽にお問合せ下さい。貴社のニーズに合う最善のご提案とサポートをご提供いたします。